21世紀5644日目のオンガク

曲名: おしえて
歌: 伊集加代子&ネリー・シュワルツ
1974年「アルプスの少女ハイジ」放映開始


昨日のフランダースの犬につづいて,ipodはハイジを選んだようだ。
名曲中の名曲だ。
本物のヨーデル,ハイジの好奇心旺盛な性格と,アルプスの情景を歌詞に盛り込む。
オープニングタイトルでも,ペーターとハイジが,腕をくんで踊る。
その印象があって,子どもながらにこの曲を聞くと,ウキウキし,
そして冬になるあたりで少し,さみしさも感じていた。
冬になっても二人が,裸足で踊っているので,寒いだろうなと思った。

第1話,ハイジが叔母に連れられて,山道を急がされながら登ってくる。
荷物になるからか,ハイジは,着れるだけの服をもっこもこに着せられ,
汗かきながら登って来るのだが,途中で,一枚,一枚,脱ぎすてていく。
そのシーンが印象的で,自由になるハイジが羨ましかった。

地元の近郊にハイジ牧場というのがあって,何度も連れて行ってもらった。
ヤギとかうさぎを直接触ったりできる。
アイスクリームも食べたりする。
乗馬体験なんかもあった。
しかし,ここで子どもの私には大きな試練が待ち構えている。
一応,牧場の見学コースみたいなものがあって,一番最初に,
牛小屋を通らなければならないのだ。
私は,そもそも動物があまり好きではないのだけれど,ホルスタイン牛には
殊のほかトラウマがあり,ウシのトラウマのために,
何頭もいる牛小屋の中を通るというのは,恐怖だった。
ほとんど,息をとめて,ウシを見ないようにして突っ切らねばならない。
ハイジの世界もゆるくないのだ・・・。