21世紀5988日目のオンガク

曲名:きこえるかしら
歌:大和田りつこ
1979年TVアニメ『赤毛のアン』放送開始


歌もいい,オープニングの絵(アニメ)もすばらしい,本当に赤毛のアン
アニメはよかったねぇ。
1年間観ると分かるけど(いや,最初と最後だけ見ればわかる),
ちゃんとアンが成長してるんですよ。見た目も全然違う。

アニメの赤毛のアンは,妄想壁があるけど明るくて快活で,おしゃべりで,
目立つ子で,観てても楽しかった。
着てる服は地味な色のハイネックのワンピースで,パフスリーブっぽく
ちょっと方のところが膨らんでいる。それにブーツを履いていて,学校に
通ってた。
そういう格好を,私もしたかった。
地味な色のハイネックのワンピースなんて,どこにも売ってないしねぇ。
あと,屋根裏みたいな,天井が三角になってるアンの寝室も羨ましかったし,
ホーローの洗面器に水差しから水をそそいで,顔を洗うとかもやってみたかった。

だが,子どもの頃読んだ本の『赤毛のアン』は挿絵からして,貧相で,
幸薄そうな感じで,髪の毛を染めるエピソードは,無残な様子。
人生における取り返しのつかない大失敗をしでかしてしまったかのような
印象だった。アン撃沈。もう引きこもったまま大人になるんじゃないかと
いうくらい。
ことほどさように,絵の力というのは子どもにとって大きかったなぁ。

うちの母は,お誕生日でもクリスマスでもプレゼントといえば,本を買って
くる母で,子どもの頃はよく本を読んだ。挿絵もよく覚えている。
で,今になって検索してみたら,
集英社版「母と子の名作文学」シリーズだった。赤毛のアンはこの表紙。
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ひみつの花園とか,家なき子もこのシリーズで読んだ。
表紙のこの神経質そうなアンだと,憧れはしないけれども,
アニメはカナダの美しい風景もあって,いいなぁ~と思った。

で,中学生ぐらいになってから,道内に「赤毛のアンワールド」みたいな
テーマパークが出来て,連れて行ってもらったのだけれど,
アンの家は,イメージの通りに建てられていて,片屋根の天井の部屋で
ホーローの水差しもあり,壁紙も模様がついていて,カントリースタイルの
よく再現されたものだった。
まぁ,グリーンゲイブルズの風景はイマイチ再現されてなかったけど。