21世紀5985日目のオンガク

曲名:Amazing Graceアメイジング・グレイス
演奏:Celtic Bagpipes(セルティックバグパイプ



バグパイプの音色を,夏の暑い夜,真っ暗中で横になって聞くと
一層汗が噴き出して,その後少しだけ涼しくなる。
この動画は,ドラムの音も入ったり,映画のサントラなので
他の楽器も入っているけれど,私のipodに入っているのは,
セルティックというので,ケルトバグパイプのみの演奏。
ひたすら,ギ―ー,ジーー,イーー,みたいな音で
アメイジング・グレイスを奏でている。

子どもの頃,オーケストラの演奏する様子というのが,まともに
観れなかった。
どうしてかっていうと,あれだよ,あの,吹いてる楽器全般が,
観てるとついつい同じ息使いになってしまって,
息継ぎができなくて,苦しくなっていたので。
おかしな子だねぇ。
でも,どうしても,同じ息使いになってるんだな。

で,バグパイプも吹く楽器で,ほとんど演奏シーンなんて日本に
いては観ることがないので,観たことはなかったんだけど。
あれは,あれかな? あの,袋のところに空気を吹き込んでおいて,
肘でちょっとずつ押し出して,音を鳴らしているのかねぇ?
音に切れ目が無いから,聞いてると息をとめてしまって
私の場合死ぬかもしれない(^-^;;
でも,吹いてる様子をみると,時々息継ぎしていてその間も
音はギーーーーーと鳴り続けている。
不思議な楽器だけれど,この音が,私は好きだ。

20年くらい前かな~,もっと前かなぁ。
札幌のはずれに新札幌というところがあって,
そこのショッピングモールというかセンターというかから
一歩外に出たら,スカート穿いた外国のおじさんが3人くらいいて,
バグパイプ持ってんの。
で,近づいたら吹いてくれて,へぇ~っつて観たことがある。

アメイジング・グレイスは,スコットランドの民謡だとか。
でも,歌詞は作詞した人が分かっている。
映画『アメイジング・グレイス』予告

この映画をたまたま,テレビで観た。
実在のイギリスの政治家の物語で,アメイジング・グレイスを
世に広めた人らしい。
元奴隷船の船長だったが今は,教会にいる人(掃除をしている人)が
歌詞を書いた。
それを,若い頃この政治家が聞いて,歌った。
映画はイギリス映画らしく,すごく盛り上がるわけではないけど
いい映画だった。奴隷船を廃止することに奔走した主人公の
情熱からまわりと,熟年になっていく様子がわりと淡々と描かれている。

そして,日本語の予告は,本田美奈子の歌のアメイジング・グレイス
だけれど,やっぱり私はバグパイプのほうが,胸熱になる。