21世紀5874日目のオンガク

曲名:いつでも夢を
歌:橋幸夫吉永小百合
1962年


今やっているNHKの朝ドラ『べっぴんさん』。
ヒロインがお母さんになり,一人娘が高校生で,しかし,お母さん役の女優さんも
娘役の女優さんも,あまり年齢の差がなくて,お母さんになってからの時間が
長いなら,もっと年上の女優さんがやってもよかったんじゃないかと思ってしまうんだ。

それで,娘さくらちゃんの年齢というのが,団塊の世代の少し上,
現実的にみると,今70代の人。
ヒロイン=お母さんのすみれさんは,その親だから90代。

そう考えると,さくらちゃんの青春時代が,あんなふうだったのか?
昭和30年代ってあんなだったのかなと思う。
時代の雰囲気があんまり伝わって来ないのが残念。

それで,今日の一曲とどう関係するかっていうと・・・,
この曲の時代が,たぶん,今週の朝ドラが描いている時代とおなじぐらいかなと,ふと思ったから。
「いつでも夢を」は曲がヒットしたので,それにあわせて映画がつくられた。
もちろん,歌っている二人が主演(+浜田光男という俳優さんのトリプル主演)。
映画は,観たことがある。当時の日本の様子や若者のスタイル(下町の子)も興味深い。

いや,この「いつでも夢を」よりも,朝ドラは「嵐を呼ぶ男」かもしれない。
嵐を呼ぶ男」という映画は,この曲よりも5年ほど前につくられていて,
今の80歳ちょい手前くらいの人達の青春時代だ。

そう思ってみると(聴くと),そんなに古いのかと驚く。
それほど古い感じもしない。せいぜい私が物心ついた頃,のような感じがしなくもない。
いや,10代の子が聞いたら,古すぎて着いて行けないかもしれないけど。

吉永小百合がかわいい。歌い方もね。