21世紀5741日目のオンガク

曲名:A Hazy Shade Of Winter(冬の散歩道)
歌:Simon & Garfunkelサイモン&ガーファンクル
1966年


いくら,北海道が,9月になったらめっきり寒くなると言っても,だ。
まだ秋のとばぐち,冬が来るまでには,まだ間があるよなぁ。

で,この曲を聞くと,北国ではなくたいして雪も降らない地域の冬の歌なのだろうと思う。
だいたい,北海道に居て,冬に,散歩道なんてないのだ。
札幌の中心ぐらいは,ロードヒーティングで歩道に雪はないかもしれないが,
たいていは冬は雪道で,雪道に散歩道的感覚は持てない。
ポールもアートも,この歌を作ったのは,木枯らしの吹く秋のような冬になる地域なんだろうな。

私は足が遅い,めちゃめちゃ遅くて,たいてい一緒に歩く人においていかれる。
そんな私が,北海道から出て,新潟で2冬過ごしたことがある。
周りは,全国から来ているので,上越の雪の多い冬に,戸惑う人もあり。
私はもちろん冬靴を持ってる。でも滑らない靴を持っていない人もいる。
おどおどと,たどたどしく歩く皆さんのなかで,なんと,私はすたすたと
何の苦もなく雪道を歩き,歩き慣れない人達を置いて行く勢いだ。
なんだか,嬉しかった。
相対的にだとしても,足が早くなったんだもの。

それに,冬と言っても,上越は温かい。氷点下になることがほとんどなかった。
道路が凍ることもまず,ない。道路に融雪パイプがうまっていて,そこから,
24時間,ぬるい水が出て,雪を解かすことが可能なほどに温かい。
滑らないしたいして寒くないし,遭難しそうな吹雪もないし,
出歩くのが楽しいくらいの雪国の冬だった。
ポールとアートも上越にいたのか? んなわけない,か。