21世紀5820日目のオンガク

曲名:Eleanor Rigby(エリナー・リグビー)
歌:The Beatlesビートルズ
1966年


ビートルズのターンです。
独身女性エリナー・リグビーさんの人生の悲哀を歌った歌。
昔は,いい年して結婚してない女の人のことを,
『オールド・ミス』とか,『ハイ・ミス』とか言ってました。
昭和40年代ぐらいまで。

当然,オールド・ミスやハイ・ミスは,自分で稼がなければならないから,
ほとんどの場合職についていて,その頃の女性の仕事の多くは,
一般企業の事務職。
女性の就く仕事の代表格スチュワーデス(現CA)さんは,若いうちだけ。
長く勤められる専門職として看護師(看護婦)か,教師ぐらいしかないという状況。
そういうわけだから,オールド・ミスやハイ・ミスと聞くと,
普通の事務職をてきぱき機能的にやれる人だが仕事しかないみたいな女の人っ
ていうイメージだった。
もちろん,私は当時子どもだから,子どものイメージとしては,それが精一杯。
そういうイメージのエリナー・リグビーさんの一人さみしい人生の歌。

だがしかし,今,周りの独身女子を見れば,いろんなタイプの人がいて,
一人で好きな暮らしを楽しんでいる人も多いようなイメージ。
毒女とかネットで書かれたりしますけど・・・。

オールド・ミスとかハイ・ミスのような,ツイードの襟なしの地味色のスーツにハイヒールか
リボン結びして着るブラウスに紺のスカートにメガネとか,
そういうエリナー・リグビーさんは,今,もう絶滅しているんだろうなと,思ったり…。