21世紀5682日目のオンガク

曲名:まっててごらん
歌:大杉久美子&ネリー・シュワルツ
1974年 TVアニメ「アルプスの少女ハイジ」放送開始


今や,家庭教師のトライのCMで,はじけた演技を見せる(?)ハイジだが,
過去にも,「低燃費少女ハイジ」でシュールだけどとにかくうるさいアルプスの面々が
CMにこき使われたりして,もう,子どもに見せたいアニメの金字塔の域を超えている
「超えキャラ」になっている。

オープニング曲の「おしえて」と,この「まっててごらん」は歌っている人が違うのか・・・。
あのぅ・・・,ヨーデルの見事さに呑まれちゃって,全然気がつかなかった。

子どもの頃,本放送でハイジをみていたクチなので,色々なことを幼いながら理解した。
アルプスとはこういうところだ。
ヤギの首のベルの音はこうだ。そしてヤギは跳ねるのだ。
夕日で山が燃えるようなピンク色になるのだ。
チーズとは丸くて,固くて,火であぶって溶かして食べるものなのだ。
パンにはやっぱりチーズなのだ。
ヤギのミルクは木のお椀で飲むのだ。
執事といえば,みなセバスチャンなのだ。
お嬢様は白いブーツを履くのだ。
などなど,幼心にしっかり刻みこまれてしまった。
日本全国の私のような3,4歳児が,こうしてアルプスを知り,日本じゃないどこかを知った。

なんといってもヨーデルというものを知ったのはすばらしい。
ハイジが無ければヨーデルなんてどんなものだか,皆目見当もつかないまま育っていたに違いない。